思春期 · ティーンエイジャーの数か月

しつけが消えたのではありません。思春期なんです。

生後六か月から十八か月のどこかで、素直でかわいかった子犬が全部忘れたように見え、そのうえ一つひとつ問い直しはじめます。反抗ではないし、あなたのせいでもありません。脳がいま、リアルタイムで組み替わっているのです。

あたたかな朝の光の中、静かな通りを人と並んで歩く若い犬

いま起きていること

体は先を走り、脳はまだ工事中。

衝動をおさえる部分や、呼ばれて戻ってくる部分はまだ育っている途中なのに、体力と好奇心とホルモンだけが先に走り出します。

生後五か月ですべての合図を決めていた犬が、十か月ではあなたを見透かすように素通りすることがあります。しつけが消えたのではなく、そこへ届く配線が一時的に手いっぱいなだけです。

体は先を走り、脳はまだ工事中。

気づくかもしれないこと

都合のいい難聴、大きな感情、そして戻ってくる昔の怖がり。

呼び戻しがムラになります。境界を試すようになります。二度目の恐怖の窓が開いて、平気だったもの——掃除機、ほかの犬——がまた気になりだすこともあります。

体力が跳ね上がり、噛みたい・嗅ぎたい・動きたい気持ちも一緒に跳ね上がります。どれもあなたが間違えたせいではありません。にぎやかに大人になっている最中だということです。

都合のいい難聴、大きな感情、そして戻ってくる昔の怖がり。

実際の例

ある朝はこんなふうです。

一般論ではなく、今日その子に気づけることが一つと、試すことが一つ。

思春期の犬のための例です。

10ヶ月ほどになる今、散歩中の新しい匂いに夢中です

あちこちの匂いを確認するのは、世界を理解するための大切な作業だからです。


今日ためしてみる

散歩の途中、決めた場所で立ち止まって、1分間だけ自由に嗅がせてあげてください。

思春期の質問

犬の思春期はいつ始まっていつ終わりますか?
おおよそ生後六か月から十八か月です。小型犬は早く通り抜け、大型犬はゆっくりです。
しつけたはずの犬が急に無視するのはなぜ?
合図が消えたのではなく、そこへ届く衝動コントロールの配線がまだ育っている途中です。やさしく求め続け、できた瞬間をほめていれば戻ってきます。
昔の怖がりが戻るのは普通ですか?
普通です。二度目の恐怖期はよくあります。体験は穏やかに、圧をかけずに。怖がるものへ無理に近づけないでください。
この時期はしつけを休むべき?
いいえ。短く、やさしく、一貫して。忍耐がいちばん報われるのが思春期です。
元に戻りますか?
戻ります。しかも多くの場合、最初の子犬より落ち着いた成犬になります。性格ではなく、時期だからです。

そして一緒に育つ

思春期は、もっと長い散歩の一章です。

子犬、思春期、成犬、シニア。その子は少しずつ新しい誰かになっていき、問いもいっしょに変わります。Amble も変わります。思春期に届くカードは、四か月のときのものでも、十歳で待っているものでもありません。

思春期は、もっと長い散歩の一章です。

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